皆さん、こんにちは!サケスピ編集部 焼酎プロモーターの亜樹穂です!
突然ですが質問です!普段、ワインは飲まれますか?
「サケスピ」は和酒を紹介するメディアなので日本酒や本格焼酎をよく飲むよ!という方の方多いかも‥?
ワインといえば、フランスやカリフォルニアを浮かべる方も多いと思いますが実はワインは日本でも造られています!そんなわけで今回は「日本ワイン」についてお届けします!
日本ワインはどんな飲み物?国産ワインとの違いってなんだろう?という疑問をお持ちの方、日本ワインに使われるブドウに興味がある方も楽しんでいただける内容になっています。
日本ワインは国産ブドウ100%で造られている!
日本ワインとは、国産ブドウのみで造ったワインのこと。え、そんなワインがあるの?と思われた方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
実はこのルールが施行されたのは、なんと2018年。とても最近ですね。これは「日本ワイン」と「国産ワイン」の違いがわからないから、購入する際の指標がほしい!という消費者の要望に応えるかたちで定義が生まれたのだとか。
また、「日本ワイン」の認知度向上やブランディングも狙っているそうです。
国産ワインは海外から輸入したブドウで造られている!
海外から輸入したブドウや濃縮果汁を使用して、日本国内で製造されたワインを「国産ワイン」というそうです。
どちらも日本国内でワインを製造していることは共通点ですが、材料が違うと味わいや品質も大きく変化しそうですよね。価格も国産ワインの方がお手頃価格で入手できます。
似ているようで大きく異なる「日本ワイン」と「国産ワイン」ご理解いただけましたでしょうか?次のパートから、「日本ワイン」についてもっと掘り下げていきます!
意外と知らなかった「日本ワイン」と「国産ワイン」をこの記事を書くことをきっかけに知ることができました!今度、酒屋さんに行って、「日本ワイン」と「国産ワイン」の顔ぶれを注意して見てみます!
日本ワインはラベルで見分けよう!
では、「日本ワイン」と「国産ワイン」はどう見分けたらいいの?という疑問が次に出てくると思います。困った時はラベルを見てみましょう!
上の写真を見てみると、ラベルに「日本ワイン」という言葉と日本の地名が書いてあることが特徴ということがわかります。
また、その地域で収穫されたぶどうを85%以上使用すると、ブドウの品種名と収穫地をラベルに記すことができるのだとか。
今回の場合は、2019年に岩手県で「グリューナー・ヴェルトリーナー」というブドウを栽培して造られた日本ワインということがわかりますね!
よし、「日本ワイン」の見分け方もわかった!まず何から飲んだらいいのか、そもそもどこで「日本ワイン」を造っているのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
次は、「日本ワイン」の主な産地について紹介していきます!
日本ワインを主に造っているのは、北海道・山形県・長野県・山梨県の4ヶ所!
日本ワインを主に造っているのは北海道と山形県と長野県と山梨県と言われています。
それぞれ気候も異なるので、どんな味わいなのか飲み比べてみるのも楽しそうです。
それぞれの土地が生み出すワインの特徴をお伝えします。
北海道は涼しい気候を生かしたドイツ・オーストリア品種のブドウを用いたワイン造りが得意!
北海道の気候は、ドイツと似ているそう。そのため、ドイツ・オーストリアで栽培されるブドウ(ケルナーなど)がよく育つそうです。他にも寒さに強いヤマブドウを用いたワイン造りも有名なのだとか!
山形県は内陸性の気候を生かしたワイン造りが得意!
山形県は、幅広い品種のブドウが育ちやすいことが特徴です。デラウェアやシャルドネなどワイン造りでよく聞くブドウからワインを造っています。
長野県は雨が少なく、寒暖差の大きい気候を生かした赤ワイン用品種のブドウを用いたワイン造りが得意!
寒暖差の大きい気候に合った赤ワイン用品種(メルロー、シャルドネなど)が栽培・醸造されているそうです!近年では、大手メーカーだけでなく小規模家族経営のワイナリー(ワインを造る醸造所のこと)も続々増えているみたいです!
山梨県は国内産のブドウ甲州はもちろん、ヨーロッパ系品種のブドウを用いたワイン造りが得意!
なんと、山梨県はワイナリーの数が日本で一番多いそうです!一番栽培されているブドウは「甲州」ヨーロッパ系品種のブドウの栽培も盛んみたいですよ!ワイナリー見学にも力を入れているそうなので、山梨に行った際は足を運んでみてもいいかも?
参考)「お酒のはなし ワイン2」P10,2018年2月,独立行政法人酒類総合研究所
「日本ワイン」といえば、北海道と山梨がすぐに浮かびました!
長野と山形でもワイン造りは盛んなんですね!知る機会になってよかったです!
気候が変わると同じブドウでも味が変わりそう‥!
ワインの要といえばやはり、ブドウ。日本ワインで活躍しているブドウを最後に見てみましょう!
日本ワインのブドウは「甲州」と「マスカット・ベーリーA」を覚えよう!
「甲州」は明治時代に生まれたブドウ。白ワイン造りに使われています!ヨーロッパ系品種のブドウ(シャルドネ・メルローなど)は狭い間隔で植えて管理するそうですが、「甲州」は1本の樹にたくさんのブドウを実らせるようにしているそうです!
「甲州」で造られたワインは穏やかな香りと味わいが特徴なのだとか。
ワインには珍しく、和食との相性もいいそうです!
「マスカット・ベーリーA」は昭和時代に生まれたブドウ。赤ワイン造りに使われています!
川上善兵衛氏が「日本の気候・風土に適したブドウの品種をつくろう」と私財を投じて生み出したブドウです。「マスカット・ベーリーA」は誕生するまでになんと1万回も交配しているのだとか‥
「マスカット・ベーリーA」で造られたワインは、イチゴのような甘い香りが感じられることが特徴なのだとか。フルーティーでミディアムな味わいが楽しめるそうです!
参考)「お酒のはなし ワイン2」P2~5,2018年2月,独立行政法人酒類総合研究所
おわりに
今回は「日本ワイン」についてお届けしました!この記事を読んで、日本ワインって面白いかも!飲んでみようかな?と思うきっかけになれたら嬉しいです。
投稿者プロフィール
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和酒メディア「サケスピ」編集部/焼酎プロモーター
好きな食べ物はあん肝と白子。趣味は筋トレ
「焼酎を好きになるきっかけの一杯を届けたい」をコンセプトに
2020年1月13日に焼酎プロモーションメディア「RANBIKI」を立ち上げる。
また、本格焼酎をきっかけに日本のお酒そのものに興味をもったため和酒メディア「サケスピ」を立ち上げることを決意。
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