焼酎ビギナーもこれだけ抑えればOK!焼酎の飲み方

本格焼酎

皆さん、こんにちは!サケスピ編集部・焼酎プロモーターの亜樹穂です!
飲食店のメニューで「水割り」「お湯割り」といった言葉を見たことはありませんか?
本格焼酎はアルコール度数が20度近くあるため、お湯やお水と割って飲むことが多いためです。
ちなみに、本格焼酎とは乙類焼酎のことです!
乙類焼酎ってなんだろう?と思った方はこちらの記事も合わせてご覧くださいませ!
ぜひ、アルコール度数が高い=お酒に強い人が飲むもの という固定概念はこの記事をきっかけになくしてみましょう!

本格焼酎の基本の飲み方はたった5つ!

本格焼酎のイメージ写真

本格焼酎の飲み方って難しいのでは?と思っている方も多いのではないでしょうか。
実はこのたった5つの飲み方を頭の片隅に入れておくだけで、本格焼酎ライフはグッと楽しくなります!
その5つはこちらです。それぞれの飲み方の味の特徴。つくり方、オススメの本格焼酎まで順を追ってお話していきます!

  • ストレート
  • ロック
  • 水割り
  • お湯割り
  • ソーダ割り

【焼酎の飲み方その①】ストレートはお酒そのものの味と香りを堪能できる!

千本桜_ストレート
『母智丘千本桜』とストレート

ストレートは、お酒の味と香りをじっくり確かめられる飲み方です。
本格焼酎の度数は「20度」「25度」「40度前後」の3つにわけられます。
どれも度数が決して低いわけではないので、一口飲んだらお水を飲みましょう!
ちなみに、お酒の味・香りを見る利き酒もストレートで行います!

ストレートの楽しみ方

テイスティンググラス

酒器は、香りをより楽しむためにも、グラスの口径が大きいものがオススメ。
上の画像のようなウイスキーのテイスティンググラスやワイングラスのようなイメージです!

作り方は簡単!グラスに氷も何も入れずにグラスの1分目~2分目を目安に注いだら完成!

ストレートに合うのは本格焼酎の原酒!

聞き慣れない単語が出てきましたね。少し横道にそれますが、「本格焼酎」と「原酒」について少しだけお話させてください。

原酒の前に、そもそも本格焼酎ってどんな飲み物?という所から考えてみましょう!

本格焼酎の定義
①単式蒸留機という機械でつくること
②麹と酵母と水と原材料のみでつくること(さつま芋や麦など)
③アルコール度数が45度以下であること

本格焼酎における原酒の定義
①単式蒸留機でつくった焼酎に水、添加物を入れないこと
②アルコール度数が36度以上であること

つまり、原酒とはできたてホヤホヤの焼酎に余計なものを何も加えないお酒のことをさしています!

原酒は、アルコール度数が40度代のものが多いです!そんなにお酒を普段飲まないという方には少しハードルが高いかも。
普段からラム酒やウイスキーをストレートでちびちび飲むのも好きだよ!という方はぜひお試しを。

オススメの銘柄はこちら!

【町田酒造】『里の曙 原酒』
町田酒造_里の曙原酒
  • ジャンル 黒糖焼酎
  • アルコール度数 43度
  • 原材料 黒砂糖、米麹
【ゑびす酒造】『らんびきGOLD』
ゑびす酒造_らんびきGOLD
  • ジャンル 本格麦焼酎
  • アルコール度数 42度以上43度未満
  • 原材料 大麦、米麹

原酒は、アルコール度数が40度代のものが多いです!そんなにお酒を普段飲まないという方には少しハードルが高いかも。

普段からラム酒やウイスキーをストレートでちびちび飲むのも好きだよ!という方はぜひお試しを。

【焼酎の飲み方その②】ロックはキリッと締まった味わいを楽しめる!

ロックと聞くと、グラスでカランカランという音をさせながらウイスキーを飲むイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ロックは氷が溶けることで、味の変化を楽しめます!
最初はキリッとした味わいから始まり、だんだん丸くなっていきます。

ZERO_ロック
『零-ZERO-赤江』とロック

ロックの楽しみ方

ロックは氷がとても重要。製氷機でつくった氷ではなく、市販のロックアイスがオススメ。
美味しいお水でできた氷がお酒に溶けた方がより美味しくなります◎

まず、小さめのグラスにロックアイスを数個いれます。
グラスが冷えていると、より美味しいのでマドラーでグルグルと氷を回します。それから、グラスに3~4分目まで本格焼酎を注いだら完成!

ロックに合うのは芋焼酎・黒糖焼酎など大抵の焼酎

基本的にロックは大抵の本格焼酎と相性がいいです!笑
「今日はなんだかゆっくり飲みたい気分‥♪」という時に、まったりしながらロックをちびちび飲むのもオススメです。

オススメの銘柄はこちら!

【濵田酒造】『赤兎馬』
濵田酒造_赤兎馬
  • ジャンル 本格芋焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 さつま芋(鹿児島県産黄金千貫)、米麹(国産米)

写真は薩州赤兎馬さんのHPよりお借りしました。

【西平本家】『海咲』
西平本家_海咲
  • ジャンル 黒糖焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 黒砂糖、米麹

【焼酎の飲み方その③】水割りはサッパリとした口当たりで飲みやすい!

水割りはまろやか。サッパリとした口当たりになるので、食事と一緒に本格焼酎を楽しみたい時にオススメです!

枕崎_水割り
『枕崎』と水割り

水割りの楽しみ方

水割りで重要なのは、水選び。「○○の天然水」と謳ってる軟水がオススメ。
本格焼酎は九州で造られていることが多いので、九州のお水だとより美味しくなります!
少し背の高いグラスにロックアイスを並々と入れます。そこに、本格焼酎を4分目位まで注ぎましょう。
最後に水を注いで、マドラーで軽く混ぜたら完成!

水割りに合うのは芋焼酎や麦焼酎など大抵の焼酎

水割りも大抵の本格焼酎と相性がいいです!笑
口当たりがサッパリしているので、食欲も増します!

オススメの銘柄はこちら!

【大海酒造】『海』
大海酒造_海
  • ジャンル 本格芋焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 さつま芋(ベニオトメ)、米麹(国産米)

写真は大海酒造さんのHPよりお借りしました。

【老松酒造】『赤閻魔』
老松酒造_赤閻魔
  • ジャンル 本格麦焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 麦、麦麹

【焼酎の飲み方その④】お湯割りは体のポカポカと豊かな香りを楽しめる!

冬になると、日本酒で熱燗を楽しむ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本格焼酎も温かい温度で飲むと、「水割り」とはまた一味違った味わいを楽しめます。
お湯割りは、ふっくらした香りと味わいが特長!

つるし八千代伝_お湯割り
『つるし八千代伝』とお湯割り

お湯割りの楽しみ方

お湯割りは、温度と入れる順番が重要!
温度は沸騰したお湯を少し放置した60度~70度がオススメ。このお湯と常温の焼酎が混ざると40度まで下がり、飲み頃の温度になるのだとか。
参考)薩摩酒造 飲み頃温度のお湯割りのつくり方

オススメの銘柄はこちら!

【中村酒造場】『なかむら』
中村酒造場_なかむら
  • ジャンル 本格芋焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 さつま芋(鹿児島県産黄金千貫)、米麹(鹿児島県産ヒノヒカリ)
【黒木本店】『中々』
黒木本店_中々
  • ジャンル 本格麦焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 麦、麦麹

写真は黒木本店さんのHPよりお借りしました。

【焼酎の飲み方その⑤】ソーダ割りはシュワシュワと爽快感を楽しめる!

ソーダ割りも一年中楽しめる飲み方ですが、特に夏に飲むと美味しいです!
「え、本格焼酎とソーダ?」と不思議に思われる方は騙されたと思ってぜひお試しを!

『松露 colorful2019』とソーダ割り
『松露 colorful2019』とソーダ割り

ソーダ割りの楽しみ方

少し高さのあるグラスにロックアイスを並々と入れます。次にマドラーで氷をグルグル回して冷やしましょう!これは、ロックの時と同様にグラスが冷えた方がより美味しくなるためです。

次に、本格焼酎をグラスの4分目位まで注ぎます。
その後、氷に当たらないように気をつけながら炭酸水を注ぎましょう!
これは、炭酸が抜けることを防ぐためです。最後に軽くマドラーで混ぜたら完成!

ソーダ割りに合うのはフルーティーな香りが楽しめる芋焼酎!

ソーダ割りはここ数年で流行り始めた飲み方です!結構合う合わないの差が激しいと個人的に考えています。ライチのような香り、バナナのような香り、トロピカルフルーツのような‥とフルーツ関係の単語が記された芋焼酎との相性は抜群!

オススメの銘柄はこちら!

【濵田酒造】『だいやめ』
濵田酒造_だいやめ
  • ジャンル 本格芋焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 さつま芋(鹿児島県産)、米麹(国産米)
【小正醸造】『小鶴 PINK GOLD』
小正醸造_PINKGOLD
  • ジャンル 本格芋焼酎
  • アルコール度数 25度
  • 原材料 さつま芋、米麹

写真は小正醸造さんのオンラインストアよりお借りしました。

おわりに

今回は、本格焼酎の基本の飲み方についてお届けしました!
いかがでしたか?試したい飲み方が見つかりましたか?
自分の好みに合った飲み方がきっとあるので、色々楽しみながら見つかることをお祈りしています!

また、本格焼酎の飲み方に悩んだら気軽にSNSでメッセージいただけましたら、お答えします!

投稿者プロフィール

亜樹穂
亜樹穂
和酒メディア「サケスピ」編集部/焼酎プロモーター
好きな食べ物はあん肝と白子。趣味は筋トレ

「焼酎を好きになるきっかけの一杯を届けたい」をコンセプトに
2020年1月13日に焼酎プロモーションメディア「RANBIKI」を立ち上げる。
また、本格焼酎をきっかけに日本のお酒そのものに興味をもったため和酒メディア「サケスピ」を立ち上げることを決意。

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